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ハーブ&アロマ1

12月も目前になり、街はすっかりクリスマスの装いになりました。
華やかなイルミネーションを眺めながら歩いているだけでも楽しい気分になりますね。
今回と次回の「暮らしにハーブとアロマを」では、クリスマスと関係が深い「フランキンセンス」をご紹介したいと思います。
%e8%a1%a8%e5%8f%82%e9%81%93「フランキンセンス」は、私が好きなトップ5に入る精油です。

ウッディーでスパイシーな香りの中に、かすかにレモンに似た清涼感も感じられます。
落ちついて高級感のある大人っぽさと同時に爽やかさも感じられる、とても魅力的な香りです。
フランキンセンスを嫌いな人はまずいないと言われるほどほとんどの人に好かれる香りで、様々な有名ブランドの香水にも使用されています。

フランキンセンスは、「乳香」または「オリバナム」とも呼ばれています。
歴史や古い物語に登場するときは「乳香」、香水には「オリバナム」と表記されることが多いようです。

「フランキンセンス」は、古いフランス語で「frank(ほんとうの)+incense(薫香)」を意味する名前です。
「incense」は、ラテン語の「燃やす」に由来する言葉です。

その名の通り、古代エジプトなどではフランキンセンスを祭壇で焚いて神への捧げものとしたり、瞑想の助けとして使用したりしました。
また、美肌に効果があるともいわれ、化粧品としてパックなどにも使用されていました。
当時は黄金と同じ価値を持つ、とても高価で貴重なものでした。

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聖書にも、フランキンセンスが「乳香」の名でたびたび登場します。最も有名なのはキリスト誕生の場面です。

イエス・キリストが誕生したとき、東方から三人の博士が訪れ、黄金、乳香、没薬を贈りました。
3つの贈り物にはそれぞれ意味があって、黄金は現世の王、乳香は神、没薬は救世主を表します。没薬はミルラとも呼ばれる香料です。
3つの贈り物のうち2つが香料であることからも、当時は香料がとても貴重なものだったことがわかります。

次回の「暮らしにハーブとアロマを」では、フランキンセンスの精油のはたらきについてお話しします。