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ハーブ&アロマ1

「フランキンセンス(前編)」では、フランキンセンスの歴史やクリスマスとの関わりについてお話ししました。
後編では、精油のはたらきをご紹介したいと思います。

フランキンセンスの精油は、カンラン科の「乳香樹(ニュウコウジュ)」という木から得られます。
カンラン科はミカン目の1科です。フランキンセンスがレモンを思わせる香りがするのも納得ですね。

乳香樹は中東などの砂漠地帯で、過酷な環境に耐えて育つ木です。
乳香樹の幹を傷つけると乳白色の樹脂が滲みだしてきます。この樹脂を集めて水蒸気蒸留法で精油を採取します。
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近ごろ、フランキンセンスの人気が高まっていると聞いたことがあります。

古代から瞑想の助けに使われてきたフランキンセンスには、からだの緊張をゆるめて呼吸を深くするはたらきがあります。
長時間のパソコン作業により、知らず知らずのうちに全身が緊張して呼吸が浅くなっている現代人にぴったりです。
女性に人気の精油といわれていますが、忙しく働いている男性にもおすすめです。

また、フランキンセンスはカタル症状(咽喉や鼻など粘膜の症状)にも効果的で、呼吸器系の不調をやわらげてくれるはたらきもあります。
特に精神的な緊張やストレスからくるせきに効果的です。
女性に嬉しい美肌効果もあるといわれているので、両方のはたらきをとりいれるためにフェイシャルスチームを試してみてはいかがでしょうか。

方法は簡単です。
洗面器に熱めのお湯をはり、精油を1~3滴入れてかき混ぜたら、蒸気が逃げないように頭からバスタオルをかぶり、目を閉じてゆっくりと呼吸するだけです。
暖かい蒸気を吸い込むことで顔から胸元にかけての緊張をゆるめ、より効果的に精油のはたらきを取り入れることができます。

このときにお湯で火傷をしないように、そして精油が直接皮膚に触れないように注意してください。
また、咳や喘息などの症状が出ている場合は蒸気を吸い込むとむせてしまうことがあるので気をつけてください。