敏感肌コンシェルジュ

【皮膚科専門医が教える】目の下のたるみ・くすみの原因と対策


日々変わるお肌のコンディション。

「こんな時どうしたらいいの?」に 皮膚科専門医が答えます!

冬はお肌の乾燥がとても気になる頃。

「夜、しっかりと保湿を重ねたのに、目の下にハリがない・・・」
「何だか顔がくすんでいる気がする・・・」

このようなお肌の悩み、皆さまは感じていませんか?

今回は、気になる目の下のたるみ・くすみの原因と対策について、皮膚科の専門医 藤原沙和子先生が答えてくれました。

今月のお悩み

冬の乾燥でしょうか、目の下のたるみ・くすみが気になります

専門医の回答

目の下のケアは何より保湿が重要です!さらに美白美容液もプラスして、ふっくら明るい目元をめざしましょう。

まず、目の周りの皮膚は顔の中でも特に薄く、皮脂腺が少ないため、皮脂によるバリア機能が働きづらく、乾燥による影響を受けやすいという特徴があります。

皮膚が乾燥することで細胞のターンオーバーが乱れると、メラニン色素の代謝も滞ってしまいます。これによりメラニンが蓄積し、くすみが引き起こされます。

そして、加齢により顔面の筋力が低下することに加えて、皮膚内のコラーゲンやヒアルロン酸が減少した状態になると、乾燥の影響を受けることでたるみに繋がります。

大切なのは保湿

目の下のくすみやたるみが気になる場合は、何より保湿が重要です。

保湿成分が豊富で、刺激が少なく、肌に浸透しやすいアイテムを選び、化粧水に始まり、ジェルや乳液、クリームなどを重ねて塗ることでうるおいを保ちましょう。

保湿効果を持続させるために、仕上げにバームなどを使用することもおすすめです。

また、保湿に加えて、アルブチンやビタミンC誘導体などの有効成分が含まれた美白美容液をスキンケアに取り入れると、メラニンの生成が抑制され、目元の印象アップも期待できます。


たるみ・くすみをケアするPOINTは?

  • 刺激が少なく浸透力の高いアイテムで重点的に保湿する
  • 有効成分が配合された美白美容液を取り入れる
  • 仕上げにバームを使って保湿効果を持続させる

教えてくれたのは 藤原 沙和子 先生
(日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員)

敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。

 

こちらの記事を読んだ方はこちらも読んでいます

【皮膚科の専門医】がお悩み・疑問にお答えしますー敏感肌の保湿ケアについてー