敏感肌コンシェルジュ

【敏感肌研究室】日焼け止めについて


日焼け止めについてのご相談

これまで何度も、日焼け止めで肌荒れしてきました…。
肌を守るには保湿と日焼け対策が重要だと聞いたので、
日焼け止めは一年中使いたいのです。

しかし、「これだ!」というものになかなか出会えません。
肌に優しそうな製品でも、肌荒れしてしまうものもありました。
どのような基準で日焼け止めを選ぶと良いか、アドバイスお願いします。

 

紫外線吸収剤について

今回は日焼け止めについてです。様々な種類のものが売っている中で、自分に合ったものを選び出すのは一苦労ですよね。

1つ目のポイントは、紫外線吸収剤について。

紫外線吸収剤は肌の上で化学反応を起こす事で紫外線を放出するので、お肌への負担も大きく、炎症やアレルギー反応の引き金となることがあります。

そのため、紫外線吸収剤を使用していない日焼け止めを選ぶことをお勧めします。

成分表示で見分けるのは難しいので、「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤不使用」という表示を探してみてください。

添加物について

2つ目のポイントは添加物。

なるべく、肌への刺激となる添加物の無いもの、少ないものを選びましょう。

具体的には「低刺激」「無香料」などの表示が目印です。

最後に、お肌に合うかどうかを確認する方法として、まず前腕内側の皮膚の薄い部位に少量塗布してみてください。赤みや湿疹、痒みがでないことを確認できれば安心です。

 

次回は
「アトピー肌の子どものヘアケア」

 

教えてくれたのは 藤原 沙和子 先生
(日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員)

敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。