敏感肌コンシェルジュ

手軽にとりいれられる!肌にいい野菜&野菜ジュースの選び方


「美肌ビタミン」という言葉があるほど、美容と栄養素はとても密接な関係。どの野菜も肌にはいいのですが、美肌栄養素をふんだんに含んだ「特に肌にいい野菜」があります。

そこで今回は、健康やダイエットのためだけでなく、肌のためにもいい野菜を、手軽に毎日の食事にとりいれる方法を解説します。

切るだけで食べられる「肌にいい野菜」

調理いらずで肌にいい栄養素がとれる、切るだけで食べられる野菜は、美肌をめざす人の強い味方。 自炊が苦手な人や、忙しくて調理に時間がとれない人にもおすすめです。

① トマト|リコピン・ ビタミンC

肌にいい生で食べられる野菜の代表格といえば、トマト。トマトがなぜ肌にいいのかというと、「リコピン」と「カロテノイド」が含まれているからです。

リコピンは、抗酸化作用が認められている天然の赤い色素栄養素。紫外線やストレスで発生する活性酸素を除去し、シワ・たるみを予防すると言われています。

トマトはリコピンだけでなく、ビタミンCもたっぷり。ビタミンCのコラーゲン生成を促進する作用が、肌にハリを取り戻す力をサポートします。

② ピーマン・パプリカ|β-カロテン・ビタミンC

ピーマンも、肌にいい栄養素をたっぷりと含んでいる生で手軽に食べられる野菜。トマト同様、コラーゲン生成を助けるビタミンCと、β-カロテンが多く含まれています。

ピーマンに含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換される色素栄養素。ビタミンAは肌のターンオーバーを促進する作用があるため、乾燥肌やニキビ肌、くすみ肌の改善に役立ちます。

③ ほうれん草| β-カロテン・ビタミンC・鉄分

ほうれん草には、コラーゲン生成を手伝うビタミンC、肌のターンオーバーをサポートする βカロテン、さらには鉄分が含まれています。

鉄分は貧血改善などの健康効果が着目されがちですが、実は肌にもいい栄養素。「ビタミンCはコラーゲン生成をサポートする」と前述しましたが、このビタミンCの美肌効果は鉄分が不足していると得られません。

また、青白い顔色は、肌コンディションに関わらず、不健康そうに見えてしまうもの。鉄分を補給して血の巡りを良くすることで、顔色の改善にもつながります。

茹でて食べるイメージの強いほうれん草ですが、最近では「サラダほうれん草」という生で食べられるほうれん草も広く販売されています。茹でると栄養素が流れ出てしまいますが、生で食べることで肌にいい栄養素を漏らさず摂取できるので、積極的にとりいれてみてくださいね。

④ アボカド|ビタミンE・ビタミンC

さまざまな食材と相性が良く、専門店ができるほど女性から人気を集めるアボカド。ギネスブックで紹介されるほど栄養価が高く、肌にもいい野菜であることを知っていましたか?

そんなアボカドに含まれる栄養素のうち、特に肌にいい栄養素はビタミンCとビタミンE。ビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートする美肌成分です。

そしてビタミンEは、リコピン同様に抗酸化作用が認められているビタミンで、ビタミンCと並んで「美肌ビタミン」と呼ばれています。とはいえ、アボガドの食べ過ぎはNG。他の野菜と異なりカロリーが高く、脂質も多く含まれているので、1日1個までにしておきましょう。

⑤ 豆苗| ビタミンK・ビタミンA、ビタミンC

節約レシピに使える野菜の代表格である豆苗。実はビタミンがたっぷり含まれている、スーパー美肌野菜でもあります。

ビタミンCはコラーゲン生成を、ビタミンAは肌のターンオーバーを促進する美肌ビタミン。そしてビタミンKは、肌のバリア機能を高める働きをしてくれます。さらに肌や筋肉を生成する栄養素であるたんぱく質を活性化させ、肌の回復もサポートするので、ヒリヒリとした肌の赤みの回復や予防にも◎。

毛細血管修復の手助けになる=目の下のクマを改善する効果も期待できるので、特にアイケアに力を入れている人はとりいれてみてくださいね。

→<肌荒れ知らずの美肌になる方法まとめ|肌のためのビタミンも>

野菜ジュースは肌にいい?

「野菜ジュースは、ジュースに加工される段階で栄養素が壊れている」として、野菜ジュースを飲んでも意味がないという説があります。確かに生の野菜の方が圧倒的に栄養素が高いので、生の野菜をとる方がベター。

しかしまったく意味がないということはなく、生の野菜より少ないとはいえ、野菜の栄養素は含まれています。

「食生活が乱れがちで、野菜をとる機会が少ない」「野菜嫌いで、食べること自体がストレス」という人は、積極的に野菜ジュースをとりいれましょう。

肌にいい野菜ジュースの選び方

野菜ジュースを選ぶポイントは、自分の肌悩みに合った栄養素が多く含まれているかどうか。肌のハリがほしければビタミンC、肌トラブルが気になるならビタミンAやビタミンKといったイメージです。

できれば果物メインではなく、野菜がメインになっている野菜ジュースを選びましょう。果物がメインの野菜ジュースはとても飲みやすいですが、糖分が多いため、あまりオススメできません。肌のことを考えるのであれば、美味しさや飲みやすさよりも、栄養素が大切です。

「肌にいい野菜」を毎日とろう

美肌のために重要なことは、肌にいい習慣を継続すること。たまにたっぷり野菜を食べたとしても、あまり意味がありません。

生で手軽に食べられる野菜やコンビニでも買える野菜ジュースなどで、毎日少しでも肌にいい野菜を摂取するよう心がけてみてくださいね。

 

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