秋支度スキンケア【守】- 本格化する乾燥から、肌のバリアを守る

【引き算ケア通信 vol.03|秋支度スキンケア・守(2026年10月編)】

10月に入ると空気の乾燥が一気に進み、朝晩の気温差も大きくなります。

この記事ではは秋支度スキンケアの第二段階【守る】をテーマに、本格的な乾燥シーズンに向けて見直したいケアについて、引き算ケアの考え方も交えてお伝えします。

藤原 沙和子 先生
日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員
敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。
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① 10月の肌で起きていること

秋から冬にかけては空気中の湿度が急激に下がり、肌の水分も失われやすくなります。

夏の紫外線や冷房などの影響に加えて、この時期特有の乾いた空気と朝晩の気温差が、肌にとって新たな負担となります。

9月のうちに水分と油分のバランスを整えていても、10月に入ると、それだけでは物足りなく、乾燥に追いつかないと感じる方が増えます。

特に、Tゾーンに比べて皮脂が少ない頬や口もとなどは、乾燥のサインが出やすくなります。

また、暖房を使い始める方も増え、室内の湿度低下が肌の乾燥に拍車をかける時期でもあります。

② バリア機能を【守る】ケアへ切り替える

皮脂の分泌量は気温の低下とともに減っていきます。

皮脂は肌表面を覆い、角質層から水分が失われるのを防ぐ役割の一部を担っているため、皮脂が少なくなると乾燥を感じやすくなります。

9月の【補う】ケアで水分と油分のバランスを整え、さらに10月からはクリームやバームなどで油分も補い、水分が失われにくい状態に整える【守る】ケアを意識しましょう。

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ここでも大切なのは、やみくもに何かを重ねることではなく、肌に必要な油分を過不足なく補い、バリア機能を健やかに保つという引き算の視点です。

多く塗ればよいわけではなく、肌に合った質・量を見極めることが、結果的に肌を守ることにつながります。

③ 秋支度スキンケア【守】の実践方法

STEP1 化粧水の後に、油分をプラスする

これまで化粧水だけで済ませていた方も、10月からはクリームなどで油分をプラスしてください。

低刺激のものを選ぶことで、肌への負担を抑えながら保湿することができます。

特に敏感肌の方は、低刺激でシンプルな処方のものなど、肌がゆらぎやすい季節でも使い続けやすいものを選ぶと安心です。

STEP2 【軽い使用感】にこだわる

油分をプラスするというと、重たいテクスチャーを想像されるかもしれませんが、本格的な乾燥シーズンを迎える肌には、軽い使用感でありながら水分が失われにくい状態に整えるクリームがおすすめです。

べたつきを感じにくく、毎日続けやすいものを選びましょう。

STEP3 皮脂が少ない部位を意識する

頬や口もとなど、皮脂の分泌が少なくカサつきやすい部位には、少し重ね付けするなど、部位に応じたケアを心がけてください。

顔全体を保湿したうえで、乾燥しやすい部位には必要に応じて重ね付けするなど、ひと手間加えることが、この時期のポイントです。

④ よくある質問

9月から使っていた化粧水を、10月もそのまま続けて良いですか?
続けていただいて問題ありませんが、乾燥を感じる場合は、クリームやバームなどで油分を補うことをおすすめします。
クリームを使うと肌がべたつくのが心配です。
軽い使用感のクリームを選べば、べたつきを抑えながら保湿することができます。厚く塗る必要はなく、適量をやさしく伸ばしてください。
敏感肌でも使えるケアはありますか?
低刺激で、シンプルな処方のものを選ぶと安心です。ご自身の肌に合うかを確認しながら使用し、新しいアイテムを試す際は、まず少量から試すことをおすすめします。
保湿ケアをしているのに乾燥が気になります。どうすれば良いですか?
適切な保湿ケアは乾燥を防ぐために大切ですが、乾燥の感じ方には個人差があります。肌の状態を見ながら、油分の量やアイテムを少しずつ調整していくことが大切です。

秋支度スキンケアは、9月の【補う】から10月の【守る】へと、季節の進みに合わせてケアの重心を移していくことが大切です。

足りなくなった油分を過不足なく補い、バリア機能を健やかに保つことが、本格的な乾燥シーズンを健やかに乗り切るための土台になります。

※本記事は皮膚科医による一般的なスキンケア情報であり、個々の症状の診断・治療を目的とするものではありません。乾燥や炎症の症状が重い場合は、医療機関を受診してください。

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