日焼け後は【引き算ケア】が新常識|皮膚科医 藤原沙和子先生 監修

強い日焼けをした直後、いつものスキンケアをそのまま続けていませんか。

実はそんなときこそ意識したいのが【引き算ケア】という発想です。

美容成分を重ねる【足し算】のケアが、かえって肌の負担になっていることがあります。

この記事では、日焼け直後に知っておきたい【引き算ケア】という新常識について、皮膚科医の視点からお伝えします。

藤原 沙和子 先生
日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員
敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。
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テレビで紹介した「引き算ケア」という新常識

2026年8月5日放送の【めざましテレビ】にて、日焼け直後のスキンケアについてコメントする機会をいただきました。

お伝えしたのは、【強い日焼けをした直後に、美白化粧水をたっぷり塗る】のは避けたほうがよいということ。

日焼け直後のスキンケアで大切なのは、美容成分を増やす【足し算】ではなく、肌への負担を減らして休ませる【引き算】の発想です。

番組では、多くの方が【有効成分は多ければ多いほど良い】と考えがちで、日焼け直後もいつも通りの美白ケアや高機能なアイテムを重ねてしまう傾向があるというお話がありました。

この記事では、その【新常識】について、もう少し詳しくご説明します。

日焼け後の肌で起きていること

強い紫外線によって表皮細胞がダメージを受けると炎症反応が起こります。

その結果、赤みや熱感、ヒリヒリとした痛みなどの症状が現れます。

この時、肌の水分を保持する力も一時的に低下し、いつもより乾燥しやすくなっています。

バリア機能が乱れているため、普段は問題なく使えている美容成分が、この状態の肌には刺激として働いてしまうことがあるのです。

肌バリア機能とは

肌バリア機能とは、肌の一番外側にある角質層が担っている、外部の刺激から肌を守り、内部の水分を保持する働きのことです。

角質細胞とその間を満たす細胞間脂質が、レンガとモルタルのように積み重なって、肌を守る壁を作っているイメージです。

日焼けをすると、このバリア機能が一時的に乱れます。

壁の目地が緩んだ状態で、そこに強い成分を重ねてしまうと、期待した効果を得るどころか、肌への刺激となりやすく、さらにバリア機能の低下や乾燥を招くことがあります。

だからこそ、日焼け直後は余計なものは入れずに肌をやさしく保湿し、バリア機能の回復を促すケアが必要なのです

正しい日焼け後ケア

STEP1 冷やす

日焼け直後は、まず肌のほてりを鎮めることを優先してください。

冷たいシャワーで軽く洗い流す、濡れタオルを当てるなどの方法で、肌の温度を落ち着かせましょう。

保冷剤を使う場合は、必ず布などで包み、直接肌に当てないようにしてください。

目安:日焼け当日~赤みや熱感が落ち着くまで。一般的には1~3日程度、強い日焼けでは数日~1週間程度かかることもあります。

STEP2 休ませる

ほてりが落ち着いたら、保湿を行います。

この時に選びたいのは、美容成分がたくさん入ったものではなく、できるだけシンプルな処方の、肌への負担が少ない化粧水や乳液です。

成分を足すのではなく、肌を刺激から遠ざけ、休ませることを意識してください。

目安:STEP1同様、赤みやヒリヒリ感が落ち着くまで継続します。皮剥けや、ガサガサと乾燥が目立つ場合は、通常時の肌感に戻るまで休ませることをおすすめします。

一般的には数日~1週間程度で赤みやヒリヒリ感は落ち着くことが多いですが、皮むけや乾燥などが改善し、肌が本来の状態に戻るまでには、さらに時間を要することがあります。

STEP3 整ってから、美白ケアを

赤みやヒリヒリとした感覚が落ち着き、肌が回復してきたら、美白ケアなど積極的なケアを再開して問題ありません。

回復のスピードには個人差がありますので、肌の状態を見ながら少しずつ再開するのが安心です。

目安:赤み、熱感、ヒリヒリ感がなくなり、肌が普段の状態に戻ってから再開しましょう。

一般的には数日~1週間程度で再開できることが多いですが、強い日焼けでは炎症が長引くこともあるため、肌の状態を見ながら少しずつ再開することが大切です。

なお、水ぶくれができている、強い痛みが続く、発熱や強いだるさなどの全身症状がある、広い範囲に及ぶといった場合は、セルフケアで様子を見るのではなく、早めに医療機関を受診してください。

よくある質問

保冷剤は直接肌に当てても良いですか?
 直接当てると冷えすぎて肌への負担になることがあるため、タオルや布で包んでから当てるようにしてください。
日焼け止めは塗り続けても良いですか?
炎症が強く出ている部分への重ね塗りは刺激になることがあります。まずは屋内で肌を休ませ、外出が必要な際は、日焼け止めよりも先に、衣類や日傘での物理的な保護を優先してください。
シートマスクを使っても良いですか?
シートマスクに含まれる美容成分や、シートの摩擦が刺激になることがあるため、赤みやヒリヒリ感など炎症が落ち着いてからの使用をおすすめします。
どのくらい経てば、いつものケアに戻して良いですか?
明確な日数の目安はなく、赤み・熱感・ヒリヒリ感が落ち着き、皮むけや乾燥などが改善してきたことが目安になります。肌の様子を見ながら、少しずついつものケアに戻しましょう。

日焼け直後の肌に必要なのは、たくさんのケアを重ねることではなく、刺激を減らし、肌がもともと持っている力を取り戻すための「引き算」の視点です。今回の内容が、日々のスキンケアを見直すきっかけになれば幸いです。

※本記事は皮膚科医による一般的なスキンケア情報であり、個々の症状の診断・治療を目的とするものではありません。水ぶくれや強い痛みなど症状が重い場合は、医療機関を受診してください。

Willardより

テレビで紹介された新常識【引き算ケア】を、はじめてみませんか

テレビで【新常識】として紹介された【引き算】の考え方に基づき、Dr.ウィラード・ウォーターでは、防腐剤不使用のシンプルな処方で、肌への負担を減らしながら整えるスキンケアをご用意しています。

この夏だけの特別セットとして、通常のトライアルセットに、日焼け後のケアに役立つサンプルを加えてお届けします。


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